AI電話・AI LINEを開発中 ― Claudeを選んだ理由と現在地
- Spyker #0

- 6月24日
- 読了時間: 3分
SpykerはAnthropicのAI「Claude」を搭載したAI電話とAI LINEの開発を進めています。まだテストの途中段階ですが、このプロジェクトが生まれた背景と現在の状況をお伝えします。
開発のきっかけ:健診センターで見た現実

あるとき、とある健診センターの現場を聞く機会がありました。予約の電話が鳴るたびに、スタッフが電話を受けてから「お待ちください」と保留にし、担当部署へ回す。その繰り返しです。
患者側は何度も「おかけ直しください」と言われ、スタッフ側は電話対応だけで時間を消耗する。深刻な人手不足の中、この構造は変えられないのか、と感じました。
「AIがファーストコンタクトを担い、よくある質問はAIが答え、専門的な内容だけ担当部署へ転送すれば良いのではないか」― それがこのプロジェクトの出発点です。
なぜ電話とLINEの両方を開発するのか

お客様によって連絡手段の好みは異なります。電話が安心な方もいれば、LINEで手軽に済ませたい方もいる。どちらからでも同じ品質で対応できることが、真の利便性だと考えています。
また、LINEには電話にはない強みがあります。それは「企業とお客様が継続的につながれる」点です。一度対話が始まれば、次回以降の連絡もスムーズになり、関係性が積み上がっていきます。
AI電話:着信 → AIが内容を聞き取り → よくある質問はAIが回答 → 必要な場合のみ担当部署へ転送
AI LINE:チャット形式でいつでも問い合わせ対応 → 企業との継続的な関係構築
どちらのチャネルも「AIが常に学習・進化できる」設計になっています。最初から完璧でなくてよい。運用しながら育てていける点が、従来のFAQページや自動応答との大きな違いです。
AnthropicのClaudeを選んだ理由

AIエンジンの選定にあたり、SpykerはAnthropicが提供するClaude、特に「Claude Haiku」モデルを採用しました。
AI電話において最優先すべきは「速度」です。電話口でAIの返答を何秒も待たされては、利便性どころかストレスになります。Claude Haikuは高い応答速度と自然な日本語対応を両立しており、電話という即時性が求められる場面に最も適していると判断しました。
さらにClaudeは「学習・カスタマイズのしやすさ」にも優れています。業種・業態に合わせた知識を蓄積させ、使えば使うほど精度が上がる設計が実現できます。
現在の開発状況
【AI LINE】独自のカスタマイズを加えた実装が完了し、現在最終調整(1点の修正)を残すのみです。
【AI電話】フェーズ1の開発が完了しました。現在はテストフェーズへの移行を準備中です。実際の通話環境での動作確認を経て、順次改善を重ねていく予定です。
どちらもまだ「完成」ではありません。しかしそれがAIの本質でもあります。リリース後も学習を続け、より良い対応ができるよう育てていく。Spykerはそのプロセスそのものを大切にしています。
このシステムが解決できること
受電業務の負荷軽減 → スタッフが本来の業務に集中できる
24時間365日の一次対応 → 営業時間外の問い合わせも逃さない
対応品質の均一化 → 担当者によるばらつきをなくす
継続的な進化 → 運用データをもとにAIが学習し精度が向上する
人手不足が深刻化する中、「人がやらなくていいことはAIに任せる」という発想は、もはや大企業だけのものではありません。Spykerはこの仕組みを、地元熊本の中小企業にも届けられる形にしたいと考えています。
AI電話・AI LINEのテスト状況や正式リリースについては、引き続きこちらのコラムでご報告していきます。




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